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長崎くんち見物 ~その3 お神輿篇 [祭]

「長崎くんち」では諏訪神社の本宮からお旅所の仮宮まで、諏訪・住吉・森崎の三体の

御神輿が下ります。

御神輿は神輿守町(みこしもりちょう)と呼ばれる、旧長崎村の十二郷の人たちが担ぎます。

この順番は6年に一度回ってきます。

我が実家の片渕4・5丁目は、今年がその順番の年でした。

しかも一番神輿の諏訪社を担ぐのです。次に一番神輿を担ぐのは18年後です。

これは、今年見に行かねばということで、休暇を取って行かせて頂きました((´∀`*))

おくだりは10月7日、午後1時に諏訪神社を出発します。

神社の下で隊列をそろえて、天狗、稚児、傘鉾パレードも一緒になって約1,000人くらい

の行列です。

↑ 昔の「おくだり」 諏訪神社大祭式行列図(明治12年)

出発前の本殿。

みんなやる気まんまん。

おくだりの先頭。

孟宗竹を引きずる男性二人のあとの猿田彦(天狗の面をつけている)を先頭に行列が始まる。

 

三体のお神輿がそろって、73段の長坂を下る。

ここは、静々と下る。

そして、最後の1の鳥居を越えるか越えないかのうちに走り出す。

この走ることを「盛り込み(もりこみ)」と言います。

長坂の写真を撮っていた私は、1の鳥居まで走って行ったのですが、「盛り込み」に

間に合いませんでした。残念(*´;ェ;`*)

NBC長崎放送動画 ←迫力!

そのあとは、普通に行列を作って行きますが、突然「盛り込」むこともあります。

おくだりのコース。

時間が読めなかった私は、母の墓参りをして、最後の「盛り込み」を見ようと「お旅所」

に駆けつけたのですが、タッチの差でここも見られず。・゚・(*ノД`*)・゚・。

最終日(後日:あとび)にすべてを賭けることにしました。

 

長崎くんちレポート←みんな、凄い情熱で「長崎くんち」を追っかけています。

 

お神輿は「お旅所」に鎮座し、みんなは9日まで参拝します。

そして、今度は「おのぼり」です。

13時に合図の花火が上がり、まず「お旅所」を3体のお神輿が出発します。

長崎県庁の横にある通称「県庁坂(けんちょうざか)」を、お神輿を担いで駆け上ってきます。

テレビ局やカメラマンがいい画を狙っています。

しかしこの場所には神輿が突っ込んでくるので、私も含めみんな排除されました。

沿道はたくさんの人で埋めつくされ、行った時はもう前の方に進めませんでした。

しかし、今度は何とか「盛り込み」を見ることができました。

今か今かと、走り出すのを待っている時の期待感、時間間際に高まる緊張感、

そして、合図の太鼓が鳴って歓声が上がり、坂を一気に駆け上ってくる御神輿。

応援する観客たち・・・・・・。

エネルギーが体中に伝わってくるような、何とも言えない感覚を久々に味わいました。

これが「祭り」という物が持つ、醍醐味なのではないかと感じました。

熱気という物が、目に見えて人々に伝播していきます。

 

大歓声の中、坂を登りきる。

 

参考写真。正面から見るとこんな感じ。

 

坂を登ると、しばし休憩なので記念撮影。紋付きに帽子が長崎らしい。

そして、隊列を整え「お上り」が始まる。

「お上り」コース。

今度は繁華街の中を歩いていく。

時々走り出す。

「眼鏡橋」。この日も天気がよく、爽やかな日だった。

そして、諏訪神社に戻ってくる。

この長い坂を上がっていき、最後の石段を駆け上がっていくのだ。

「お上り」「お下り」の時は桟敷席が100円で解放されるので、今度は桟敷から見る。

先頭集団が御神輿を待ち受ける。

もうまもなくだ。客席もざわついてくる。

おおっ、神輿が見えた!

時間前に立つ力士のように、もう走るのではないかという予感。

そして、宰領が扇子を振って合図を送り、太鼓が鳴る。

走った!

歓声がうねって大きくなる。

長坂の前。ここから73段を一気に駆け上がる。

上がってきた。

がんばれー!みんな一体となって必死に応援する。

そして、三体の御神輿は無事に帰ってこられました

ああ、終わった、終わった。

桟敷や石段の観客の一体感というものが素晴らしかった。

演劇やスポーツはこの「祭り」からあらためて学ぶ事が多いような気がした。

「祭り」という物を、誰が考えたのだろうか?

「祭り」は凄い。やっている人も、観ている人も一つにまとまる。

 

家路に着くと家の近所の陽だまりに二匹の猫が寝ていた。

レンズを向けると一匹は起きたがもう一匹はまだ寝ている。

写真を撮ったら、その寝ていたほうの猫が寄ってきて、私の足に体をこすりつけ

またごろんと横になってしまった。

「お疲れ様でした!また来年」

そう言っている様だった。

 

おわり。

 

 

 

秘蔵!長崎くんち絵巻―崎陽諏訪明神祭祀図

作者: 久留島 浩, 原田 博二, 河野 謙

出版社/メーカー: 長崎文献社  発売日: 2006/09  メディア: 大型本


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コメント 4

呑亀

すっかり「おくんち」を堪能いたしました。最後の猫ちゃんがいいっすねー。
by 呑亀 (2006-10-20 20:53) 

kaz-i

>呑亀様
ありがとうございます。
祭りも終わり、年末に向けて頭を切り替えているところです。
魚が多かったせいなのか長崎にはなぜか猫が多いのですが、
市民と仲良く共存しています。
by kaz-i (2006-10-22 10:43) 

toro

行ってみなければわからなかったですが、地図を見て、「あ、あの辺かな?」と思えるのが嬉しいですね~。
長崎、また行きたいなー。
猫が可愛いです^^
by toro (2006-10-24 09:12) 

kaz-i

>toroさん
もう立派な長崎通ですね!行ってやってくださいませ長崎へ。
長崎にはなぜこんなにも猫が多くなったのだろうかと、
最近あらためて考えます。
ちょっと歩くと、階段や坂道のあちらこちらで猫ちゃんが
ひなたぼっこをしているのに出くわします。
うまく市民と共存しているようです。
by kaz-i (2006-10-25 21:58) 

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